FOMCは大きく揺れ動く…!?

豪要人の発言を機に揺れ動く - ドル円・豪ドル円
※ご注意:予想期間は8月1日と表示されていますが、本日(31日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 FOMC(米連邦公開市場委員会)等の主要イベントを翌日に控えた昨日は、引き続き、様子見ムードが強まる中でポジション調整に終始する展開でした。

 月末特有のドル売り需要等から下値を窺う場面も見られましたが、注目された「日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限(97.50円)」を割り込むことはありませんでした。このため次第にドル買い戻しが優勢となり、東京タイム中盤には98円半ばへと値を戻していきました。

 こうした動きに冷水を浴びせたのが、スティーブンスRBA(豪準備銀行)総裁の“豪利下げ示唆”でした。この影響で豪ドル円は年初来安値を更新する下落となり、つれてドル円も97円後半へと再び押し戻されていきました。もっとも下値の固さも相変わらずであり、NYタイム序盤には再び98円前半へと戻すなど、乱高下とまではいえないまでも“上を下へ”と揺れ動きました。
イベントまで“様子見ムードはさらに増す…?”
 こうして迎える本日は、いよいよ慌ただしいスケジュール感を持つイベント当日ということになります。

 このため様子見ムードはさらに増すと見られ、「日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限(本日はやや切り上がって97.54円)」と「100日移動平均線(こちらは98.48円)」を両端とするレンジを脱却するには“リスク選好/回避を大きく左右する新たな材料”が別に必要と見られるところであり、それがなければ“方向性が定まらないまま静かに揺れ動く”と考えるのが自然となります。
“フォワードガイダンスの見直し”はあるか…?
 一番のポイントは、やはり「フォワードガイダンス(示唆発言)の見直し」という思惑が蠢くFOMCとなります。

 仮に“見直し”が行われるとなれば、「マーケットは混乱する」と考えるのが自然です。ところが今回は「バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見」が予定されておらず、混乱が起こった際に「収束させる手立て」を持ち合わせていません。

 もちろん「どのような判断が為されるか?」はFOMC次第であり、予断を持つことなく対応しなければなりません。それでも「手立てを持たない中では“見直し”に動きづらい」と考えたいところです。

 仮に当該シナリオとなれば、”事前の思惑が大きく下方向へと傾斜”してきた後だけに“相応の反発(急反発?)”も期待されるところですが、果たして…!?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.401(7/26高値、日足・一目均衡表基準線)
上値4:99.118(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:98.911(50日移動平均線、大台)
上値2:98.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:98.480(100日移動平均線、7/30高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.032
下値1:97.631(7/29安値、6/13~7/8の50%押し、ピボット1stサポート)
下値2:97.545(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値3:97.235(6/26安値)
下値4:96.944(6/25安値、ピボットローブレイクアウト、大台)
下値5:96.735(6/13~7/8の61.8%押し)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:01 ドル円 抵抗・支持ライン追加