<私の相場観>=SBI証券・投資調査部長 鈴木 英之氏

 8月の株式相場は、お盆ごろまではややもみ合い基調が見込まれるが、下旬からは9月に向け強含み展開を予想する。

 日経平均のレンジは1万3500~1万4700円前後とみている。

 第1四半期決算が本格化している。キヤノン<7751.T>が業績下方修正を発表して売られるなどの動きがあったが、全体的にはほぼ想定の範囲内の決算となりそうだ。

 今後は消費増税を巡る論議や東京五輪に向けた9月の2020年オリンピック開催地決定への動きも注視されそうだ。

 特に、8月末に向けての「国家戦略特区」の動向に注目したい。東京、大阪、愛知の3大都市圏を指定するとの報道もあり、安倍政権の成長戦略絡みで関心を集めそうだ。

 3大都市圏が指定された場合、そこで対象となる企業などは、広範囲なものになることも考えられる。具体的な内容を確かめる必要があるが、各種規制緩和につながる可能性があり、建設や不動産に限らず、人材派遣、教育関連企業まで幅広い産業が関連してくることも予想される。

 9月の五輪開催地決定とともに、要注目の動きとなりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)