米FOMC声明はややハト派的

日経平均反発でドル円買戻し
昨日の海外時間には、発表された米経済指標が強い結果だったことから米長期金利が上昇し円売りが強まりました。しかし発表されたFOMCの声明がハト派的だったことから米長期金利が急落し、円も買い戻されました。

欧州時間序盤、欧州株が寄り付きから下落したあと反発する展開となったことから一旦ユーロ売りが強まりましたが、すぐに買い戻され、ユーロドルは1.3300付近まで上昇しました。しかしその後再び欧州株が反落したことからユーロも売られ、ユーロドルは1.3250台まで反落しました。一方、日経平均先物は反発も少なく売られる展開となったことから円買いが強まって、ドル円は97.60円付近まで、ユーロ円は129.30円台まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・7月ADP民間雇用者数が予想を上回ったことから米長期金利が急上昇し、全般的にドル買いが強まってドル円は98.50円台まで、ユーロ円は130.20円台まで上昇し、ユーロドルは1.3200台まで下落しました。続いて発表されたと米・第2四半期GDPも予想を上回りましたが、米長期金利が伸び悩む展開となった一方各国株価が上昇を開始し、その後発表された米・7月シカゴ購買部協会景気指数は予想を下回ったものの株価の上昇が続きユーロ買いなどが優勢となって、ユーロドルは1.3300付近まで、ユーロ円は130.80円付近まで上昇しました。

NY時間午後にはいって米FOMCが終了し、金融緩和の継続が決定されましたが、発表された声明で「インフレが継続的に目標である2%を下回る事は経済パフォーマンスのリスクとなる可能性がある」「非常に緩和的な金融政策スタンスが適切であるとの考えを本日再確認した」とした一方で、緩和縮小に関しての文言が追加されなかったことから全体的に「ハト派」的であるとの見方から米長期金利が急低下し、ドル売りが強まってドル円は97.60円台まで下落し、ユーロドルは1.3340台まで上昇しました。NY時間引けにかけて、株価がさえない動きになったことからユーロがやや売り戻されました。

東京時間にはいってからは、寄付きから上昇した日経平均が発表された中国の経済指標結果が良かったこともあって上昇を続け、円売りが強まってドル円は98円台前半まで上昇しています。

今日の海外時間には英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の政策金利発表とドラギ・ECB総裁の会見があります。大方の予想は両行とも据え置きですが、一部で英中銀が政策金利を引き下げるのでは、との見方もあります。そのほかユーロ圏・7月製造業PMI、英・7月製造業PMI、米・新規失業保険申請件数、米・7月ISM製造業景況指数、米・6月建設支出などの発表があります。