<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

 ここにきて再び日々の変動率が高まっているが、秋口以降の重要スケジュールを前に当面は日柄整理のもち合いが続くとみている。8月は、荒っぽい動きが徐々に収れんし年後半の上昇相場をにらんでの踊り場を形成する局面となろう。

 レンジとしては日経平均高値1万5942円(5月23日)から安値1万2415円(6月13日)の半値戻し1万4200円水準を軸に1万4000~1万4700円を想定。

 第1四半期決算は予想範囲内とはいえ輸出関連中心に概ね好調だ。ただ、株価の反応を見ると今後の動向にさほど楽観的に傾いているとは言えない。米国量的緩和縮小観測や中国経済減速懸念などが背景にあるが、これら海外不透明要因は当局がうまく調整しながら市場が混乱するような事態は避けうるのではないか。

 対して、9月以降は国内日程が株価押し上げ要因としてクローズアップされよう。消費増税は正式発表になろうが、同時に相当踏み込んだ成長戦略の施策表明もありうる。主要銘柄の押し目買い狙い。個別ではJトラスト<8508.T>、ジャパン・ホテル・リート投資法人<8985.T>など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)