雇用統計は強い数字がでるか?

それでもドル上昇は限定的・・・・
 昨日、失業保険申請件数が2008年1月以来の低い数字に留まり、ISM製造業指数も予想を大幅に上回りました。又、ISM指数の細目を見ると、雇用項目は前月から大きく改善していましたから、嫌が応でも、今夜の雇用統計に対する、強い数字への期待感が高まったものと思われます。

 この為、昨日の時点で、ドル円は朝方の97円台半ばからNY時間午後には99円台半ばまで上昇。上げ幅は約2円に及びました。そんな中で、今夜の雇用統計を迎えるのですが、現在の市場は、既に予想よりも強めの数字が出る事を織り込んでしまっているかもしれません。もし、そうなら、例えば、NFP(非農業部門雇用者数)の増加幅が25万人を上回る等、余程のサプライズとならない限り、ドルの上値は限定的となるかもしれません。

 逆に、多少強い(20万人増)程度なら、一時的な上昇が見られても、直ぐに、利食い売りに押されて、反落してしまうかもしれません。そして、万が一、予想よりもかなり弱めの数字(15万人以下の増加)等になると、99円を一気に割り込む動きとなるかもしれません。

 いずれにしましても、ファースト・リアクション(数字発表直後の反応)が終わり、相場が徐々に落ち着きを取り戻すにつれて、材料出尽くし感が強まるものと思います。そして、上昇していれば、利食い売りに押され易くなり、下落していれば、ショートカバーが入り易くなります。今週は大きなイベントが連日続いていた事でもありますから、NY時間午後には、ポジション調整が強まると思いますので、気が抜けない相場となるかもしれません。