<私の相場観>=かざか証券・市場調査部長 田部井 美彦氏

 2日に発表された7月の米雇用統計は、市場予想を下回り、量的緩和縮小に向けた動きに慎重な見方が強まった。日経平均株価は、先週末に25日移動平均線を上回るなどチャート上の主要なフシ目を払っており、5月高値の奪回が目標となる。トヨタ自動車<7203.T>の14年3月期通期営業利益の上方修正は、アベノミクス効果の表れといえる。

 臨時国会が開催され、アベノミクスなどの政策が再認識されるほか、7~8日開催の日銀金融政策決定会合に関心が向かう。参院選を経て〝ねじれ国会〟が解消されたこともあり、一歩踏み込んだ追加緩和への期待感が高まっている。

 物色対象としては、改めて自動車や、制御機器を中心とした機械セクターに注目したい。個別銘柄では、北米シェールガス関連プラントの受注が見込める日揮<1963.T>、自動車向けのFA機器や制御機器が好調な推移をみせているオムロン<6645.T>、建機レンタル大手の西尾レントオール<9699.T>、海外向けに空調工事や自動車塗装設備の成長が期待できる大気社<1979.T>に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)