米イベント一巡でドル円はレンジ取引へ・・・・

動意薄の夏休み相場入りか?
 金曜日の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を下回り、前月、前々月の数字も下方修正され、米雇用改善ペースがやや足踏み状態にある事が示されました。一方、失業率は予想以上に下落しましたが、労働参加率の低下によるものであった為、FRBにとって好ましい数字とは云えないものと思われます。

 一方、今週、米国では、本日発表予定のISM非製造業景況指数以外に、これと云った経済指標の発表は無く、米国サイドからドルを動かす材料は余りありません。一応、明日以降、米国債の入札が予定されていますから、入札不調で長期金利上昇につながれば、ドルにとっては支援材料となりえますが、入札終了後には、長期金利も再び反落する可能性もあり、結果的には売り材料となるかもしれません。

 一方、来週は日本企業の多くがお盆休みに入り、本邦輸出企業からは、休暇入りに備えたドル売りオーダーが並ぶものと思われます。しかも、先週のFOMCと雇用統計の結果、ドル円の100円超レベルがかなり重いものと意識されましたから、99円台後半から厚い売り注文が並ぶ可能性も出て来ました。

 これらを勘案すると、今週のドル円は先週の安値レベルである97円台半ばから、先週高値レベルである100円手前を意識してのレンジ取引が続くものと予想されます。但し、上述の米国債入札が、量的緩和縮小開始が後ずれするとの予想により、比較的好調な結果となれば、長期金利が一段と低下しますので、どちらかと云えば、ドル円は下値不安の方が大きくなりそうです。