9月のQE縮小期待は継続、ドルは底堅い推移=外為どっとコム総研 神田卓也

一時的にはドル高修正局面も
先週に、米FOMCと米雇用統計という2大イベントを終えたものの、いずれも9月FOMCにおける量的緩和(QE)の縮小についての明確な手掛かりとならず、ドルは失望売りが優勢となった。本日の東京市場でも、株安を背景にドル/円が一時98.30円台まで軟化しており、目先的には、ドル高の修正局面が続く可能性もあるだろう。
下値余地は小さく、米イベントにQE縮小の手掛かりを探す展開
ただ、引き続き9月のQE縮小を見込む声は市場に根強く残っているため、このまま一方的にドル安が進む事は考えにくく、ドル/円の下値余地は限られそうだ。当面は、QE縮小に関する手掛かりを得ようと、市場の関心が米経済指標やFRBの要人発言などに集まると見られ、本日の米7月ISM非製造業景況指数(23:00)やフィッシャー・ダラス連銀総裁の講演(24:45)などに一喜一憂する展開が見込まれる。
97円台は堅そう
これらのイベントを受けて9月のQE縮小観測が大きく後退しない限り、ドル/円の97円台では押し目拾いの買いが入る事になるだろう。