株安・円高の連鎖を警戒=外為どっとコム総研 神田卓也

日本株下落を背景に円買い優勢
東京市場のドル/円は日経平均株価の大幅下落を背景に一時97円を割り込むなど軟調な展開となった。
株安・円高につながる新規材料が出た訳ではないが、海外勢を中心に日本株買い・円売りのポジションを閉じる動きが優勢となっているようだ。米FOMCと米雇用統計という重要イベントを先週に終えた事や、明日発表される日銀の金融政策への期待(追加緩和期待)が皆無である事などが、ポジションクローズの動きにつながっていると見られる。
米国株安を警戒
海外市場でも株安・円高の連鎖を警戒すべき局面だろう。特に、史上最高値圏でもみ合っている米国株は、今週に入り出来高が激減しており、上昇するにはエネルギー不足の様相だ。夏季休暇を控えて利益確定の売りが入れば、比較的簡単に値崩れを起こしてもおかしくない地合いと言えるだろう。
ドル/円は下値支持と見られていた97円台半ばを下抜けた事で、テクニカル的にも下値模索のムードが高まっている。米国株の動向には十分注意しておきたい。