<株式トピックス>=円高進行で日経平均株価は正念場に

 7日の夕方から、外国為替市場での円相場が、1ドル=96円台後半へと上昇をみせている。一応のフシ目と見られていた1ドル=98円に続いて97円台を突破したことで、6月半ばの1ドル=94円前後の水準が視野に入ってきた。
 例えば、トヨタ自動車<7203.T>は、4~6月期連結決算の発表に伴い、14年3月期通期の連結営業利益予想を、従来の1兆8000億円から1兆9400億円(前期比46.9%増)へ上方修正したが、その際に通期の想定為替レートを1ドル=90円から92円へ、1ユーロ=120円から122円へとそれぞれ円安方向に修正しており、ショックアブソーバーの部分が縮小されている輸出関連企業も多い。ここでの円高は、企業業績を圧迫することになり、株価への影響も懸念される。
 7日の東京株式市場は、後場後半から下げ足を速める展開となり、日経平均株価終値は前日比576円安の1万3824円と急反落した。午後2時ごろまで、日経平均株価は1万4000円を挟んでの小幅な値動きに終始していたが、株価指数先物に仕掛け的な売りが出ると、その下の水準にあるストップロス注文を巻き込むかたちで、売りが売りを呼ぶ展開。その売り仕掛けの材料とされたのが円高・ドル安の進行だった。
 夏休み期間中で売買代金が細るなか、株価指数先物の変動がより敏感に現物株市場に反映されるだけに、当面は正念場が続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)