続・97.5円割れなら92-95円に向かうのか

アベノミクス相場崩壊論は再燃するのか?!
 ドルが足元97.9円程度の120日移動平均線を完全に割り込んできました。この120日線は、ヘッジファンドの一部の売買転換点とほぼ一致しています。そんな120日線をドルが完全に割り込むことになると、昨年10月以来になります。昨年10月から続いてきたヘッジファンドのドル買い戦略が、ドル売り戦略へ大転換する可能性があり、ドル安・円高リスクを考える上でもきわめて注目されそうです。

 ちなみに、ドル120日線割れが一時的にとどまった6月のケースでは、ドルは終値ベースで最大1%、120日線を下回るにとどまったので、今回に当てはめたら、97円割れ程度のドル安・円高リスクにとどまる計算になります。
 ただ、本格的に120日線をドルが下回り、ヘッジファンドがドル売り戦略へ大転換した場合はどうか。経験的に、ドルは120日線から5%前後乖離するのは普通に起こることですから、今回もそんな展開に向かうなら、93円前後までのドル安・円高リスクがあるという計算になります。
 つまり6月のドル安値を割り込む可能性が出てくる計算になります。そうなれば、6月同様に、「アベノミクス相場崩壊」論が再燃する可能性もあるのでしょう。(了)