<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 今後1カ月程度の9月に向けたドル円相場は、円高・ドル安を試す可能性がありそうだ。

 6日のエバンズ・米シカゴ連銀総裁の「9月の緩和縮小の可能性を完全には排除しない」との発言は、株式市場にはサプライズでリスク回避の円買いを呼んだ面がある。

 米国量的緩和の縮小の時期が関心を集めているが、今後、徐々に年末の12月説が有力視されてくるとみている。

 米国の雇用情勢の行方に加えて、秋口に入ると来年度予算編成が始まるほか、債務上限問題などが再度注目される可能性もある。このなか量的緩和の縮小開始は9月より12月が有力視されそうだ。

 量的緩和縮小が年末となった場合、米長期金利が低下し日米金利差の縮小が、円高・ドル安の要因になるとみている。

 ドル円のレンジは95~100円前後。状況次第で6月につけた93円80銭を視野に入れる展開も予想される。ユーロ円は125~132円。ユーロ・ドルは1.28~1.36ドル前後。

 豪ドルは0.25%の追加利下げも織り込む状況で、84.5~91円前後を予想している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)