<動意株・9日>(大引け)=サンケン、藤倉化、東光など

 サンケン電気<6707.T>=急騰。同社が8日に発表した13年4~6月期連結決算は、営業利益が前年同期比2.72倍の11億4700万円と急回復をみせており、これを好感する買いが集中している。LED照明関連の伸びに加え、通信基地局向けのパワーシステムなども好調で収益を押し上げている。過半を海外売上高で占めており為替の円安効果も大きい。

 藤倉化成<4620.T>=後場一段高。午後2時に14年3月期の連結業績見通しを従来予想の売上高600億円、経常利益21億円から、売上高650億円(前期比20.7%増)、経常利益26億円(同60.9%増)に上方修正したことを好感した買いが入っている。第1四半期(4~6月)にコーティング事業の米国子会社や合成樹脂の販売が好調に推移したことに加えて、為替相場が円安で推移したことが業績上振れに貢献した。

 東光<6801.T>=続伸。同社は7日に13年12月期通期の業績予想の修正を発表し、売上高は従来予想の306億円から324億円に、また営業利益は23億円から31億円に大幅増額した。スマートフォン、タブレット向けのパワーインダクター(コイル)が受注拡大傾向を強めており収益に貢献している。同社では需要の増加に対応してパワーインダクターの生産増強に積極的な姿勢をみせており、株価の人気加速の材料として再注目される可能性がある。
 
 応用地質<9755.T>=急騰。同社は8日、2014年3月期の連結業績の増額修正を発表。売上高は従来予想の430億円を450億円(前期比10.6%増)に見直したほか、営業利益は25億円を28億円(同13.6%増)に上方修正した。前期から繰り越した受注残を売り上げに計上したほか、今年5月ごろから国内で大型予算の執行が本格化したことなどが寄与する。

 新日本理化<4406.T>=急伸。東証と大証の経営統合に伴い、大証単独上場銘柄は新たにTOPIXに組み入れられることで「TOPIX型パッシブ連動資金による新たな買い需要が生じている」(大手証券)。この思惑が人気化の発端だが、同社株は今回が初めてではなく、11年11月にさかのぼって東証と大証統合の話を前倒しで材料としてハヤし大仕手化した経緯がある。株価は当時100円台から1200円台までの暴騰を演じた。仕手性の強さでは群を抜くだけに、今回もその時の記憶が短期資金の買いを誘導する背景となっているようだ。

 トーヨーカネツ<6369.T>=急反発。8日引け後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高104億700万円(前年同期比14.0%増)、経常利益12億1500万円(同5.9倍)の大幅増益となったことを好感。既受注の国内外の大型LNGタンク新設工事や国内補修工事案件が順調に進捗したことに加えて、ネット通販向けを中心としたケース自動保管システムを組み込んだ庫内搬送設備案件の増加などが寄与した。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)