「倍返し」銘柄の見つけ方:あえて固執し過ぎないこと

「コツコツトータル倍返し」を狙う!
裁量取引の場合、業績分析を駆使して銘柄を選び、「倍返し」銘柄を狙いにいくというのも1つの方法だと思います。
ただ私が日頃行なっているシステムトレードの場合、「倍返し」銘柄を取るには、あえて個々の銘柄には固執し過ぎないことがポイントです。

これは個々の取引を軽んじるということではなく、
「自分が決めた売買ルールに沿って取引を繰り返し、トータルで勝つ。」
というシステムトレードのコンセプトがブレないようにするためです。

システムトレードは、売買ルールにもよりますが、「倍返し銘柄を狙う」というよりも「コツコツトータル倍返し」を目指した運用手法と言えます。

「期待値のある取引を繰り返し、コツコツ利益を積み上げていければ良し。」
「結果的に倍返し銘柄を取れればなお良し。」
というようなイメージです。

最近だと、ネットイヤーグループやスペースシャワーネットワークといった倍返しになった銘柄で、上昇局面のどこかで売買シグナルが出て、上昇の一部を上手くとらえられるような展開が、システムトレードとしては望ましいと言えますね。

ただ実際こうした「倍返し」銘柄は、5/23~8/8の間に一体いくつあったのか?

検証してみると、3,355銘柄中、わずか21銘柄(0.6%)
短期間では「倍返し」銘柄を見つけるのは相当至難の技であることが分かります。

さらに見落としがちなのが「倍返し」に伴うリスクの大きさです。
実際、短期間で2倍以上になったデ・ウェスタン・セラピクス研究所やシンバイオ製薬のような急騰銘柄は、逆にあっという間に半分になったり、3分の1になったりすることもあります。
取引銘柄の値動きが激し過ぎる場合は、1銘柄あたりの仕掛け金額を小さくし、総資金に対するリスクを抑える必要も出てきます。

投資には、自分が許容できるリスクや資金量、保有期間(短期・長期)や運用手法(ファンダメンタルズ・テクニカル)によって様々なやり方があります。
それらを意識した上で、「○.○倍のリスクで、○.○倍返しだ!」といきたいところです。