来週の為替相場見通し=夏枯れのなか円高意識も

 来週の東京外国為替市場の円相場は、夏休みモードが高まるなか、経済指標などの内容次第では、円高が進行する展開も見込まれる。予想レンジは1ドル=95円30~98円00銭、1ユーロ=128円00~132円00銭。今週は一時、95円80銭台まで円高が進んだ。米国量的緩和の縮小は、先週の米雇用統計の内容から9月より後ズレするとの予想が増えたが、米金融当局者の発言から9月説が浮上した。市場には、不透明感からドル買いポジションを閉じる動きもあり、円買い・ドル売りが入りやすい状況となっている。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて不安定な状況は続きそうだ。来週は、お盆入りで市場参加者は一段と減りそうだ。ただ、12日の4~6月期国内総生産(GDP)は、消費税増税論議の行方を確かめるうえで注目されている。また海外では13日の米小売売上高、15日の米7月鉱工業生産などが関心を集めており、その内容次第では波乱含みの相場となる可能性もある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)