外為サマリー:1ドル96円10銭台の円高、4~6月期GDPに強弱感対立

 12日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=96円18~19銭近辺と前週末午後5時時点に比べ47銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=128円17~21銭と同1円10銭の円高・ユーロ安で推移している。
 この日、午前8時50分に内閣府が発表した2013年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は、物価変動を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算で2.6%増だった。市場予想の0.9%増、3.6%増を下回ったことから、円高・ドル安が進行。一時、95円90銭への円高が進んだ。4~6月期GDPは消費税増税の重要な判断指標となるため、市場の注目度は高かった。3%台半ばの成長率が予想されていただけに、失望感からの円買い・ドル売りが強まった。ただ、名目GDPは2.9%増だった。GDPデフレーターもプラス0.1%(1~3月はマイナス0.3%)となり、脱デフレを示す指標も出ていることから「消費増税に与える影響は大きくない」という見方も市場に広がった。このなか、円買い一巡後は円売り・ドル買いが流入し96円20銭台まで値を戻す動きが見られた。4~6月期GDPは9月9日の2次改定値が注目されることになりそうだ。
 ユーロは、対ドルで1ユーロ=1.3327~28ドルと同 0.0048ドルのユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)