今夏は「些細な材料で乱高下」がメインシナリオ…!?

結局、ジリジリと下値を模索する動き - ドル円
※ご注意:予想期間は8月13日と表示されていますが、本日(12日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 先週末のドル円は、結局はジリジリと下値を模索する動きを続けました。

 前日のNYタイムの動きを継承した東京タイム序盤や、事前予想を大きく上回った中国鉱工業生産を背景にリスク選好姿勢が台頭した欧州タイム序盤には、97円台回復を窺う反発も見られましたが、いずれも上値の重さを確認するに留まりました。利益確定売りからNYダウが反落したことも、こうした動きを後押ししたと見られるところです。

 もっとも週末ということで目先の材料は乏しく、また流動性も大きく低下している状況下では、“積極的”に下値を窺うような仕掛け的な動きも見られませんでした。このため96円前半までくると急に下値が堅くなり、そのままの水準で先週の取引を終えています。
流動性低下が想定されるが…
 こうして迎えた本日ですが、日本がお盆入りしたこともあり、さらなる流動性低下が想定されるところです。流動性が低下した際の動きは、「全くの小動き」か?、それとも「些細な材料で乱高下」か?の、いずれかに振れやすいとされています。基本的には前者なのでしょうが、先週末の動きあるいは東京タイム序盤に発表された本邦GDPの動き(一時96円ライン割れ)を見る限りは、薄商いの中で大きく上を下へと揺れ動く後者の可能性を拭いきれないところです。
8日安値(95.803円・Bid)を巡る攻防に注目
 テクニカル的に見ると、8日安値(95.803円・Bid)にかけて分厚いドル買いオーダーが展開している反面、割り込んだところにはストップロスのドル売りオーダーも設定されているとされており、重要な境目と見られます。同ラインを巡る攻防に注目しつつも、目先は下値が支えられやすいと考え、先週末に上値を押さえた97円手前を上限としたレンジ内において“大きく揺れ動く展開”を想定したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:97.390(8/2~8/8の38.2%戻し)
上値4:97.280(ピボット2ndスタンス)
上値3:96.966(8/8-9高値、6/25安値、7/19~8/8の23.6%戻し、大台)
上値2:96.757(ピボット1stレジスタンス)
上値1:96.548(8/9の50%戻し)
前営業日終値:96.234
下値1:95.920(ピボット1stサポート)
下値2:95.803(8/8安値)
下値3:95.602(6/13~7/8の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:95.197(4/2~5/22の76.4%押し、6/20安値)
下値5:95.083(ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:38 ドル円 抵抗・支持ライン追加