東京株式(前引け)=円高一服で押し目買いに下げ渋る 

 12日前引けの日経平均株価は前週末比10銭高の1万3615円とほぼ前週末終値と同水準で着地した。前場の東証1部の売買高概算は9億3470万株、売買代金は7964億円。値上がり銘柄数は827、対して値下がり銘柄数は761、変わらずは157銘柄だった。夏季休暇モードで全体売買高は10億株を下回るなど商いの薄さが目立つ。
 きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウが反落したほか、朝方は為替市場で1ドル=96円台前半で円高傾向に振れていたことから、買い手控え感が強い中で始まった。取引開始時間前に発表された4~6月期GDP速報値は前年比年率2.6%増と市場コンセンサスを下回ったことも見送りムードにつながった。しかし、その後は為替が1ドル=96円台半ばまでドルが買い戻されたのを横目に押し目買いが入り下げ渋り、小幅ながらプラス圏に切り返している。
 個別ではトヨタがしっかり、ブリヂストンも買われた。キヤノン、コマツなども買いが先行。シチズンHDが急騰し一時ストップ高となったほか、渋谷工も続急伸となっている。このほかMUTOH-HD、日本農薬なども値を飛ばしている。新日理化も前週末に続く大幅高で、値動きの軽い材料株へ物色の矛先が集中している。半面、ソフトバンクが軟調、富士重、ニコンも冴えない。ケネディクスが急落、銭高組も大きく値を下げている。フルキャストHD、KLabも大幅安。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)