<話題の焦点>=長寿大国ニッポン、孤立死増加で「見守りサービス」に注目集まる

 厚生労働省が7月25日に発表した「簡易生命表」によると、2012年の日本女性の平均寿命が86.41歳で、長寿世界一を奪還したことが分かった。また、男性は79.94歳と80歳の大台乗せまであとわずかと迫った。

 まさに世界に冠たる長寿大国ニッポンといったところだが、長寿とともに独居老人の割合も増加している。これに伴い、近年問題になっているのが「孤立死」。そこには、核家族の進展、生涯未婚の増加、不況といった社会的背景が垣間見える。行政を中心とした解決策も求められるが、さまざまな業種の企業も「見守りサービス」に乗り出している。

 これらのサービスで筆頭に挙げられるのが、ホームセキュリティ事業を推進する警備保障各社だ。ニーズの高まりを受け、ALSOK<2331.T>、セコム<9735.T>、CSP<9740.T>はそれぞれ、リーズナブルな価格設定で見守りサービスを展開。緊急通報で警備員が駆けつけるものから、遠く離れた親族が安否を確認できるシステムなど多くのサービスがある。また、警備保障各社は2020年の東京五輪招致が決定となれば、活躍期待が一気に高まると予想され、この点も見逃せない。

 また、ソフトバンク<9984.T>の「みまもりホームセキュリティ」、東京ガス<9531.T>の「みまも~る」、象印マホービン<7965.T>の「みまもりほっとライン」といった〝異業種〟も参入している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)