95円台の底堅さを意識=外為どっとコム総研 神田卓也

GDP発表後の下落から切り返す
東京市場のドル/円は、本邦4-6月期GDP・一次速報値が予想を大きく下回ると、株安を見越して円買いが優勢となり、95.93円まで下落した。ただ、売り一巡後は、安倍首相が「(GDPについて)順調に景気は上がってきている」「秋に成長戦略を実行し、景気や経済に力を入れたい」などと述べた事もあって、株価の切り返しとともに96.63円まで反発した。その後、株価は再びマイナス圏に値を沈めたが、ドル/円は概ね96.30-50円台で底堅く推移している。
95円台の底堅さは健在
先週8日にも95.80円まで下落する場面があったが、その後は切り返しており、95円台後半の下値の堅さは健在のようだ。
97円台は上値が重そう
本日の海外市場でも、余程の悪材料がない限り、8日安値を下抜けるほどの売りが出る公算は小さいだろう。もっとも、その一方で97円台には本邦実需筋の売りオーダーが並んでいるとの観測もある。夏季休暇シーズンが本格化している事や本日は米国の重要経済指標の発表がない事から、上値追いの展開も想定しづらい。欧米株式市場の動向を睨みつつ96円台でもみ合う展開となる可能性が高そうだ。