まだ“大きく揺れ動く”は継続…

思惑主導で上伸 - ドル買い
※ご注意:予想期間は8月14日と表示されていますが、本日(13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 東京タイム序盤に発表された日GDP(国内総生産)以外は主だった経済指標の発表がない昨日は、思惑主導でドル買いが優勢となりました。

 その日GDPで一時95円台へと下落したドル円でしたが、8日安値(95.803円)を割り込むことは出来ませんでした。このため下値の堅さを確認した格好となり、その後はジリジリと値を戻して行きました。そして「米小売売上高(13日)を皮切りとする今週の主だった米経済指標が“強め”になる」との見方が強まったNYタイムに入ると、『QE早期縮小観測が再燃する』との思惑へと繋がりました。こうして米長期金利が2.6%台に乗せるとともに、ドル円は“上値メドと見ていた97円ライン”に接近し、そして日を跨ぐと突破する上伸を見せています。
目先の上値メドは“97.40円”そして“97.50~70円”
 こうして迎える本日の展開ですが、“上値メドと見ていた97円ライン”を突破したことから、まずは“どこまで上値を伸ばせるか?”がポイントになると見られるところです。97.40円は8/2~8/8の38.2%戻しに当り、97.50~70円には国内輸出勢のドル売りオーダーも展開しています。仮に当該ラインを突破するようなことがあると、“ストップロスを絡めたドル買い”がさらなる上伸をもたらしてもおかしくないだけに、当該ラインが目先の重要なポイントと見られるところです。
追随のドル買いが無ければ反落も…
 一方で、現在は流動性が大きく低下している局面です。そして“上値メドと見ていた97円ライン”を突破したのは、流動性がさらに乏しいオセアニアタイムでのものになります。このため“上伸(ドル買い)の持続性”に関しては疑問が残るところであり、追随のドル買いがすぐさま入ってこないと、ポジション調整から反落となる可能性が拭えません。

 昨日と同様に“8日安値(95.80円)~6/13~7/8の76.4%押し(95.60円)”を下値メド、そして前記した“8/2~8/8の38.2%戻し(97.40円)~国内輸出勢のドル売りオーダー(97.50-70円)”を上値メドとする昨日より少し広めのレンジを想定し、上抜け/下抜けを警戒しつつも、まだ同レンジ内にて“大きく揺れ動く展開”を想定しておきたところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:97.880(日足・一目均衡表転換線、8/2~8/8の50%戻し)
上値4:97.591(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.390(8/2~8/8の38.2%戻し)
上値2:97.233(ピボット1stレジスタンス)
上値1:96.966(8/8-12高値、6/25安値、7/19~8/8の23.6%戻し、大台)
前営業日終値:96.876
下値1:96.423(8/12の50%押し)
下値2:96.216(ピボット1stサポート)
下値3:96.000(大台)
下値4:95.803(8/8安値)
下値5:95.602(6/13~7/8の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:52 ドル円 抵抗・支持ライン追加