<クローズアップ> 急げヒートアイランド対策 酷暑、四万十市で史上最高41度(1)

 気象庁の発表によると、きのう12日午後1時42分に高知県四万十市で気温41.0度を観測して、全国の史上最高を更新した。これまでの最高は、07年8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で観測した40.9度だった。また、11日には、東京都心で最低気温が観測史上初めて30度を上回るなど全国的に経験したことのない猛暑が続いている。この酷暑の原因の一つとされているのが〝ヒートアイランド現象〟。対策関連銘柄を探った。

 ヒートアイランド現象は、都市部の気温がその周辺の非都市部に比べて異常な高温を示す現象で、都市部が島状に高温になることから、ヒートアイランド(熱の島)と呼ばれる。 

 気象庁によると、1931年からの20年間で、東京都心の熱帯夜の年間平均日数は7.55日だったものが、2012年までの過去20年の年平均は、31.9日で、約4.4倍に急増。原因の一つは地球温暖化で、同庁によると、過去80年の間に全国15地点を平均した夏の最低気温は1.2度上昇した。さらに都心の場合、建物に太陽の熱がたまり、夜に気温が下がりにくくなるヒートアイランド現象が輪をかけているとみられる。

 舗装道路は昼間の太陽光熱射で深層まで高温となり、夜間には蓄積された熱が放出される仕組み。樹木は大量の水を空気中に吐き出しているが、緑地面積が小さくなると植物や地表からの水分の蒸発量が減少し、熱がとどまることに。 都市への人口の集中により各種のエネルギーの使用量が増え、排熱量も増加する。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)