<クローズアップ> 急げヒートアイランド対策 酷暑、四万十市で史上最高41度(2)

 また、高層建物などの壁面で多重反射するため、都市の構造物が加熱されやすくなる。これらが悪循環になって、都市の気温は年々上がり続け、30年後の東京では気温が40度を超える日も珍しくなくなるとの予測もあるほどだ。

 ヒートアイランド現象緩和のための対策としては、まず、人工排熱の減少がある。省エネルギー対策としては、車の排気ガスの排出抑制、工場での排熱の回収、住宅建設における断熱材の使用、太陽エネルギーの使用、風力発電システムの導入、ごみ焼却排熱の利用なども有効だ。さらに、緑や水辺の保全だ。緑地の増加、道路の沿道の緑化、建物の屋上緑化、多自然型河川の造成などがある。

 関連銘柄としては、舗装に保水性をもたせ、気化熱で路面温度を下げる保水性舗装の「クールロード」を手掛ける大成ロテックを傘下に持つ大成建設<1801.T>をはじめ、建築物の断熱性や景観の向上などを目的として、屋根や屋上に植物を植え緑化する屋上緑化関連の大林組<1802.T>、清水建設<1803.T>、三晃金属工業<1972.T>。また、屋上緑化に欠かせない防水シート大手のロンシール工業<4224.T>にも注目。さらに、芝生・草花の植栽関連のサカタのタネ<1377.T>、カネコ種苗<1376.T>、タカショー<7590.T>。軽量の人工土壌及び発泡スチロール製の保水基盤材により、建物への荷重負担を軽減して緑化を実現する「軽量緑化工法」の積水化成品工業<4228.T>、家庭用遮熱塗料のアサヒペン<4623.T>にも注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)