<動意株・13日>(大引け)=渋谷工、カービュー、新日理化など

 渋谷工業<6340.T>ストップ高。飲料用充填装置が同社の主力だが、メカトロ分野にも展開している。「3Dプリンター製造分野に絡む有力技術を内包しているとの思惑」(市場関係者)や、再生医療関連では本拠地の金沢で製造ラインを新設し、細胞培養機器の量産を図る方針にあるなど材料性は豊富だ。さらに、業績変化率が高い点が着目されており、最終利益は前の期比8倍となった13年6月期に続き14年6月期も最終利益が71.3%増益の29億8000万円と大幅な伸びが予想されている。時価は需給思惑先行の上昇だが、PER14倍前後と割高感に乏しいことも追随買いを呼び込む根拠となっている。

 カービュー<2155.T>=切り返し急。同社は株価のボラティリティが高く、ヤフー傘下で、現在、飛ぶ鳥を落とす勢いのソフトバンクグループの一角として注目する向きがある。同社が運営するカー情報サイトはヤフーとのサイト統合などで展開力が大きく増幅、今14年3月期経常利益は73%増益予想にあるが、15年3月期はヤフーとの連携効果がフルに発現し、最終利益は今期予想比で倍増が見込まれるなど業績拡大加速の可能性も指摘されている。
 
 新日本理化<4406.T>=急騰。一時、昨年9月25日以来、約11カ月ぶりの400円台回復で需給相場本格化の様相を呈している。東証と大証の現物株市場が統合に伴い、同社株のような「旧大証単独上場銘柄」は新たにTOPIXに組み入れられることで、複数のファンド筋からTOPIX型パッシブ連動資金による新たな買い需要が生じている。ここに着眼した投機資金の攻勢が同社株の仕手性再燃の火種となった形だが、直近はその思惑から離れ仕手系材料株としての瞬発力に期待した短期筋の買いが集中する形となっている。

 田淵電機<6624.T>=急反発。2日に発表した14年3月期の第1四半期決算では連結営業利益で7億8600万円(前年同期実績2億2200万円の赤字)と大幅な黒字転換を達成しており、業績回復を見直す動き。変成器事業では、エアコン用リアクタなどが堅調に推移、電源機器事業は、太陽光発電用パワーコンディショナーが大幅に増加し業績を押し上げている。通期予想である35億円(前期比2.9倍)達成へ向けて業績面での関心が高まりそうだ。

 モブキャスト<3664.T>=ストップ高。13日の日本経済新聞が「オランダ企業と提携し、欧州24カ国とブラジルに自社のサッカーゲームを配信する」と報じたことを受け、買い気が一気に盛り上がった。サッカーゲームは現在、日本と韓国で配信中だが、現地語に翻訳して25カ国を追加、14年12月期にサッカーゲームで年50億円の売上高を見込むと伝えている。報道について会社側は寄り付き直後に「提携については追って発表するが、現時点で売上高など目標について決定している事実はない」とコメントを発表した。

 大幸薬品<4574.T>=急伸。同社は12日大引け後に、第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、売上高19億5200万円(前年同期比38.3%増)、経常利益6億3800万円(同2.6倍)と大幅増収増益となった。円安効果で海外医薬品事業が伸長したことに加えて、感染管理事業の主力製品「クレベリン」が中国における鳥インフルエンザ報道を背景に大幅に伸長したことが業績を牽引。広告宣伝の強化で販管費は増加したが、これを吸収して大幅増益を達成した。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)