98.50円の壁は厚そうだが、突破口(材料)は?=外為どっとコム総研 神田卓也

株高・円安の流れが継続
東京市場のドル/円は、日経平均が引け間際に14000円の大台を回復する堅調推移となった事から98.40円台まで上伸。安倍首相が、法人税率の引き下げ検討を指示したとの報道による株高・円安の流れが継続した格好だ。
昨日のNY市場はドル高
また、昨日のNY市場では、米7月小売売上高の好結果を受けて、FOMCが9月にも量的緩和の縮小を開始するとの見方が有力となった。こうした見方を背景に米長期金利が上昇するとともにドル高が進行しており、本日も、この流れが続くか否かが焦点となる。
98.50円以上に並ぶ売りオーダー
ただ、ドル/円の98.50円以上の水準には、お盆休み期間中のオーダーとして本邦輸出企業によるドル売りが並んでいるとされる。海外勢も夏季休暇を取る参加者が多い中で、余程の強材料がない限りこうしたオーダーを一掃するのは困難かもしれない。
材料的にはやや力不足か
材料としては、米7月生産者物価指数(21:30)やブラード・セントルイス連銀総裁の講演(26:20)とやや力不足の印象は拭えない。したがって、本日のドル/円は98円台前半を中心にもみ合う展開が見込まれる。