レンジブレイクするならNYタイム…?

“主だった抵抗ライン群”突破ならず - ドル買い・円売り一服
※ご注意:予想期間は8月16日と表示されていますが、本日(15日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 流動性がさらに落ち込んだ昨日は、“リスク選好のドル買い・円売り一服”といった展開でした。

 日経平均の乱高下に揺れ動く場面も見られたドル円ですが、昨日の当欄で記した“主だった抵抗ライン群”を突破することは出来ませんでした。このため東京タイム終盤に20日移動平均線(昨日は98.42円に展開)で上値を押さえられると、その後は調整の動きとも重なり、ジリジリと下値を拡大していきました。

 前月および事前予想を下回った米卸売物価指数(PPI)を背景に“QE(米量的緩和)早期縮小”への思惑が“幾分後退”したことも、こうした動きを後押ししたと見られるところです。もっとも“今回の上昇で買いそびれた向き”が98円割れではドル買いを入れている感があり、下値が堅い様相を見せたままで昨日の取引を終えています。
レンジブレイクにはサプライズが必要…?
 こうした迎える本日の展開ですが、引き続き、“主だった抵抗ライン群の突破を目指す上値追い” VS “ポジション調整の円買いニーズ”がポイントと見られるところです。

 昨日はNYダウが下落しており、日経平均は軟調推移が予想されています。このため東京タイムは“やや円買い戻しニーズが高まりそう”な気配を醸し出していますが、98円割れでは前記した“今回の上昇で買いそびれた向き”がドルの下値を支えている感があります。このためこれらを突破する下落圧力が高まるためには、“日経平均の急落(大幅下落)”といったサプライズが必要となってくるかもしれません。
本日は主だった米経済指標が目白押し!
 一方で本日は、消費者物価指数・鉱工業生産・NY連銀製造業景気指数・新規失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景気指数といった、主だった米経済指標が目白押しのスケジュールとなっています。このため“本日の主戦場はNYタイム”と考えるのが自然であり、それまでは“無理やり仕掛けるようなことはなく”“流れに沿った対応をしながら”“体力を温存する”と考えるのが、これまた自然となります。
流動性低下の折、“大きく揺れ動く”と考えておかなければならない局面
 流動性が大きく低下している折でもあり、“大きく揺れ動く”と考えておかなければならない局面ではあります。それでも基本的には「東京・欧州タイムは“揺れ動くが往って来い”のレンジ相場」を想定し、「レンジブレイクするならNYタイム」と考えておきたいところです。

 もっとも“主だった抵抗ライン群を突破”するほどのポジティブサプライズや、現在のリスク選好の上昇基調が大きく覆されるネガティブサプライズが跳び出してくる可能性は、かなり低いと思いますが…!?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.147(8/5高値)
上値4:98.996(20週移動平均線、8/2~8/8の76.4%戻し、大台)
上値3:98.783(日足・一目均衡表先行スパン上/下限、100日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:98.425(8/14高値、8/2~8/8の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:98.326(20/50日移動平均線)
前営業日終値:98.128
下値1:98.861(8/14安値、ピボット1stサポート)
下値2:97.475(日足・一目均衡表転換線、8/8~8/14の38.2%押し)
下値3:97.287(ピボットローブレイクアウト)
下値4:97.114(8/8~8/14の50%押し)
下値5:97.000(大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
12:08 ドル円 抵抗・支持ライン追加