<話題の焦点>=クルーズトレインが人気、車両メーカーにも商機到来

 日本初のクルーズトレインとしてJR九州が10月15日から運行を予定している寝台列車「ななつ星in九州」への予約が殺到、これを受けてJR東日本やJR西日本もクルーズトレインの運行に動き始めている。

 鉄道に関しては新幹線に代表されるように、より短時間で目的地に移動することに主眼が置かれていたが、格安航空との競争が激化、人口減少により近距離通勤客も減少傾向となるなかで、豪華客船のように、観光を楽しむクルーズトレインを新たな収益源にしたいという思惑があるようだ。

 「ななつ星」の料金は1泊2日・2名1室で1人約15万円と高額だが、富裕層を中心に人気で来年3月まで予約は満席。JR東日本では2016年春以降に、東日本エリアを中心に季節やテーマに合わせた旅行プランを検討、JR西日本も、自社の運行エリアの世界遺産をめぐるプランを検討している。

 JR九州の「ななつ星」の車両には新幹線並みの製造費を投入、贅を極めた車両となっており、他のJR2社も専用車両の建造となれば車両メーカーへの恩恵も大きい。「ななつ星」で参画した日立製作所<6501.T>や川崎重工業<7012.T>、JR車両でも実績ある近畿車両<7122.T>が注目されるところだ。

◆クルーズトレインで期待される関連銘柄

日立<6501.T>    「ななつ星in九州」の車両を担当
川重<7012.T>    「ななつ星in九州」の機関車を担当
近畿車<7122.T>   JR東日本やJR西日本に納入実績
JR東日本<9020.T> 電化・非電化区間を問わず走行が可能な新型車両で運行目指す
JR西日本<9021.T> 瀬戸内などの世界遺産を数日かけて周遊するサービスを検討

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)