<私の相場観>=岩井コスモ証券・投資調査部副部長 清水 三津雄氏

 東京株式市場は9月にかけ様子見姿勢が強まる可能性がある。特に、9月上旬には7日に東京が立候補している2020年の夏季オリンピック開催地が決定し、9日には消費税増税の重要指標となる4~6月期GDPの2次改定値が発表される。

 東京での五輪開催が決まり、GDP改定値も良好な数字となるベストシナリオなら、相場は一気に盛り上がることが予想される。ただ、五輪開催を逃しGDPの数字も悪いワーストシナリオなら、アベノミクスの先行きに対する不安感が高まる事態もあり得る。

 9月いっぱいを視野に入れた日経平均のレンジは1万3000円から1万5000円。ベストシナリオなら1万6000円を目指す展開も見込めるだろう。

 注目セクターは、五輪開催などへの期待も込め、復興にも絡むショーボンドホールディングス<1414.T>など建設株、新日鉄住金<5401.T>、太平洋セメント<5233.T>などの鉄鋼やセメント株、加えて不動産やメガバンク株、円安関連の自動車株。9月末の配当取りで武田薬品工業<4502.T>など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)