97.50円を維持できるか=外為どっとコム総研 神田卓也

法人税減税否定発言が相次ぎ97.50円台へ下落
東京市場のドル/円は、法人税減税について閣僚から否定的な発言が相次いだ事から、一時97.50円台まで下落した。法人税減税への期待を背景に、足元で円売りを進めた海外勢によるポジションの巻き戻しが警戒されたが、欧州市場序盤の段階ではそうした動きは見られず、97円台後半で比較的落ち着いた動きとなっている。
米重要統計ラッシュ
本日発表予定の米国経済指標は、8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、7月消費者物価指数 、新規失業保険申請件数(以上21:30)、7月鉱工業生産(22:15) 、8月フィラデルフィア連銀景況指数(23:00)などとなっており、米金融政策に対する見方に影響を与える重要統計の発表が重なる。
予想より良好な結果が相次げばドル/円の上昇につながる可能性もあるが、海外勢の追加的な円売りが期待しにくい中では、経済指標に悪化が目立った場合の下落を、より警戒しておく必要がありそうだ。
97.50円を維持できるかがカギ
ドル/円は、7月後半以降の攻防の分岐点となった97.50円を割り込めばストップロスを巻き込んで、下げが加速する事も考えられる。