あす(16日)の為替相場見通し=98円ラインの攻防続く

 あすの東京外国為替市場の円相場は、98円ラインを挟んだ一進一退が続きそうだ。予想レンジは1ドル=97円60~98円50銭、1ユーロ=129円30~131円00銭。この日は、麻生太郎副総理・財務金融相による「法人税率は引き下げても効果が少ない」との発言や、内閣府が発表した月例経済報告に脱デフレを示唆する記述があったことなどに市場は敏感に反応。一時、97円50銭台まで円高が進んだ。ただ、円買い一巡後は98円ラインに値を戻した。
 市場は、夏休みモードであすも国内では目立った材料は見当たらない状態。依然、海外情勢などに左右される状況は続きそうだ。この日は、米国で新規失業保険申請件数や7月鉱工業生産、8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数などの注目指標が発表される。量的緩和の縮小の開始は、経済指標の内容次第だけに、為替相場は経済指標に敏感に反応する可能性がある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)