<話題の焦点>=ガーデニング関連、高齢者層へ癒し効果 野菜栽培の高成長を見込む

 ガーデニング関連市場は中長期的な成長が見込める。シルバー世代にとって、日頃の運動不足の解消や、精神的な〝癒し〟効果を得られる趣味として、野菜や花などの栽培や庭木の手入れが注目を集めている。また、消費者の食の安全に対するニーズが高まるなか、食育への取り組みも活発化しており、家庭菜園での自家製野菜の栽培が広がりをみせている。

 現状、種苗・球根、肥料、農薬、関連の資材、機器、エクステリアなどを含めたガーデニング関連の市場規模は、東日本大震災の影響などで、ここ数年2500億円水準での横ばい推移となっている。ただ、今後は高齢者層の増加や、手軽に栽培できる野菜苗市場の成長により拡大基調が続きそうだ。

 個別銘柄では、カネコ種苗<1376.T>に注目。同社の14年5月期の連結営業利益は、前期比8.4%増の15億円と増益を見込む。野菜、牧草種子などに加え、農薬や農業資材も取り扱うことから農業関連の中核銘柄。

 サカタのタネ<1377.T>の14年5月期は売上高が515億円(前期比2.4%増)、営業利益は33億円(同48.7%増)を見込む。横浜の小売り直営店にレストラン、青果売り場を併設。野菜では同社品種のタネから食までの一貫した企画・販売を強化。

 タカショー<7590.T>の第1四半期(1月21日~4月20日)連結決算は、売上高46億2000万円(前年同期比7.5%増)、経常利益3億4900万円(同54.6%増)と順調な滑り出し。主力のガーデニング品は、プロユースも含めて資材卸が順調に拡大。

◆主なガーデニング関連銘柄

銘柄(コード)   今期営業増益率   株価   PER

カネコ種苗<1376.T>   8.4    900   11.1
サカタのタネ<1377.T> 48.7   1370   25.6
ナフコ<2790.T>    16.4   1742    7.2
ユニバ園芸<6061.T>   6.7   2710    8.4
タカショー<7590.T>  42.3    513    7.9
コメリ<8218.T>     9.5   2528   11.5

※株価は14日終値、単位:%、円、倍

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)