米長期金利は上昇基調だが・・・=外為どっとコム総研 神田卓也

株価睨みの上下動
東京市場のドル/円は、97.80円台へ上昇後に97.30円台まで下落。その後再び97.70円台へ値を戻すなど、株価の上下につれて動く方向感に乏しい展開となった。
米10年債利回りはドルをサポートする公算
本日は、海外市場でも材料難の様相が濃く、ドル/円相場は97円台を中心にもみ合う展開が続きそうだ。
16日のNY市場では、ホワイトハウス筋の話として「サマーズ元国家経済会議委員長が3分の2の確率で次期FRB議長に就任する」と伝えられた事などから米10年債利回りが約2年ぶりの2.86%台に上昇するとともにドルの下値を支えた。
サマーズ氏は量的緩和に否定的とされているだけに、本日も米長期金利の上昇基調は維持される可能性が高く、ドル/円相場をサポートする公算だ。
長期金利の上昇とエジプト情勢は株価にマイナス
ただ、長期金利の上昇が行き過ぎれば米国株にネガティブに働き、リスク回避の円高を誘発する事も考えられる。
また、エジプト情勢への懸念から原油高が進行している事も米国株には逆風だ。ドル/円相場が98円を大きく超えて上昇する事も考えにくい地合だろう。