<クローズアップ> 大変貌の可能性を秘める「日本食関連銘柄」、12月に世界遺産登録の可否(2)

 海外で評判を呼んでいるひとつに、日本の居酒屋がある。国内に住んでいると居酒屋は当たり前の存在だが、諸外国にはこれだけクオリティーが高く多くの料理が揃いサービスの行き届いた飲食店はあまり見当たらない。

 海外展開を拡大するワタミ<7522.T>では、現在の海外店舗数は89店舗、今後の展開予定としては、13年度末で105店舗、売上110億円へ、中期経営計画として17年度末までに231店舗、売上200億円を目指すとしている。

 海外での展開を加速するワタミだが、大手居酒屋の進出は意外に少ない。ある企業は「今後は、早急にそして真剣に考えなければならない」と語る。人口が減少するなか、縮小するマーケットに危機感が募るという背景が海外展開を加速させると内情を話す。

 弁当・定食屋を展開するプレナス<9945.T>も海外での展開を加速させている一社だ。定食屋形態の「やよい軒」はタイで101店舗(フランチャイズ含む)、シンガポールで4店舗、弁当の「ほっともっと」は中国、韓国でも展開している(7月末時点)。同社では「将来的には欧米展開も視野に入れている」とする。また、同じく海外展開を急拡大させている同業の大戸屋ホールディングス<2705.T>からも目が離せない。今後、定食屋形態は国内から主戦場をアジアへ、そして世界へと移していきそうな気配すらある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)