<クローズアップ> 大変貌の可能性を秘める「日本食関連銘柄」、12月に世界遺産登録の可否(3)

 うどんで世界を目指すのがトリドール<3397.T>。「16年3月末で海外400店舗(フランチャイズ含む)を目指す。現在、出店しているロシアを足掛かりに欧州を、ハワイでは米国本土進出も視野に入れている」(広報部)。特に、ハワイ店の評判は高いものがある。近い将来世界中どこに行っても、丸亀製麺ブランドの讃岐釜揚げうどんが食べられる日が近いかもしれない。

 そして、これぞ和食と言うべき商品を提供する梅の花<7604.T>も9〜10月ごろにはタイにフランチャイズ1号店をオープン予定で、「今後も出店を拡大していきたい」構え。回転すしのくらコーポレーション<2695.T>にも注目したいところだ。

 ここで、忘れてはならないのが「しょうゆ」の存在。これなくして日本食を語ることはできない。既に、海外進出では先を行くキッコーマン<2801.T>だが、日本食拡大で一層の業績拡大も見込まれることから、関連銘柄の筆頭といってもいいだろう。そして、日本食とは切っても切れないのが清酒。清酒の海外輸出は拡大の一途をたどっており、オエノンホールディングス<2533.T>、宝ホールディングス<2531.T>にも注目が集まる。

 日本食関連企業の海外展開は、アジアを足掛かりにいま始まったばかり。今回の取材中、ある中堅の飲食系企業の広報部は「冗談ではなく、世界的企業を目指す」と意気込んでいたが、それも夢ではないかもしれない。日本食ブームが拡大するなか、関連銘柄は大変貌する可能性を秘めている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)