東京株式(寄り付き)=新興国株安も押し目買いが優勢

 21日の東京株式市場は売り買い交錯もやや買い先行、寄り付きの日経平均株価は前日比34円高の1万3431円と反発。米国の量的緩和政策の縮小思惑から新興国市場からのマネー流出懸念が顕在化、これに並行したリスクオフの流れが引き続き全般相場の重しとなっており、前日の米国株市場ではNYダウが約7カ月半ぶりの5日続落となっているほか、それに先立つ欧州株式市場も軒並み安と世界株連鎖の兆しをみせている。ただ、米国株市場では一部小売り企業の好決算が景気回復基調を裏付けるものとして、日中はプラス圏で推移していた。またナスダック指数はプラスで引けており、米国株市場の底堅さが足もと流動性相場縮小懸念の防波堤となっている。為替市場では1ドル=97円台前半、1ユーロ=130円台半ばの推移と円高に歯止めがかかっていることも安心感を誘っており、前日に日経平均は360円強の下げをみせていただけに値ごろ感からの押し目買いが優勢となった。業種別には33業種高安まちまちの展開で、値上がりは空運、不動産、食料品、非鉄、精密機器、倉庫など。半面、輸送用機器、その他金融、電力ガス、鉱業、石油などが冴えない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)