FOMC議事録で膠着感を払拭できるか=外為どっとコム総研 ジェルベズ久美子

FOMC議事録で膠着感を払拭できるか
ドル/円相場は8月半ばに入り、97.00円前後では底堅さを保つ一方、上値は切り下げ傾向にある。株価睨みで動く展開が続いており、本日もアジア・欧州市場では同様の動きによって方向感が出にくい状態が続くと見ている。しかし、NY市場では7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表されるため、警戒が必要だ。

7月のFOMC声明では、9月FOMCでの量的緩和縮小スタートについてハッキリと示唆が無く、市場は様々な思惑が交錯する中で乱高下する結果となった。その後も、9月FOMCに向けたコンセンサス形成には至っていない。
そうした中で、本日の7月分のFOMC議事録から
(1)9月の量的緩和縮小スタートの可能性が高まるかどうか、
(2)9月スタートの場合、縮小ペースはどの程度になりそうか、
などを伺っていく展開になるだろう。

9月の緩和縮小開始の可能性が高まればドル高に振れる公算だが、一方で開始時期の先送りの可能性が高まったり、開始したとしても縮小ペースがゆっくりとしたものになりそうだと受け止められる内容なら、ドル安が進むと考えられる。
また、FOMCメンバーの意見が全くまとまりの無いものと受け止められれば乱高下する可能性もある。
そうした値動きの中で足元のレンジ(96.90円から20日移動平均線のある97.73円前後)の上限・下限をひっかければ、ストップを絡めながら急激かつ大幅な動きに発展することも有り得るため、リスク管理はしっかりと行いたい。