米7月FOMC議事録の公表に注目

明日未明3時
オバマ大統領が次期FRB議長としてローレンス・サマーズ元財務長官を指名するのでは、との報道が増えていることから、米長期金利が上昇しています。

米10年債利回りは今週にはいって一段高になって2.8%台が定着しつつあります。

普段であれば米長期金利上昇=米債券価格下落は、リスク選好の動きで株高につながるものです。しかし今の長期金利上昇は、FRBが続けてきた金融の量的緩和の拡大を縮小し、やがては緩和を停止、さらには政策金利を引き上げる、という見通しに基づいたものですので、金利の上昇が株高にはつながらず、むしろ全般的なリスク回避で株安の動きになってしまっています。

ここでも今まで書いてきましたが、ドル円相場を動かす大きな要因のうち2つは、日経平均(先物)の動きと米長期金利(≒日米金利差)です。両者とも普段は上昇すればドル円も上昇するという関係ですが、ここ数日の動きでは、米長期金利が上昇する一方で日経平均先物が下落するという動きの中で米長期金利の動きよりも日経平均先物の動きとの相関性が高まっています。

先週からはNYダウが下げ足を速めるなど、全般的にリスク回避の動きとなっていますので、しばらくは米金利ではなく日経平均先物に連動したドル円相場が続くと予想できます。

今晩は、7月末に開催された米FOMCの議事録要旨が公表されますが、この中で、9月からの緩和拡大の縮小開始のヒントとなるような記述があるのか?が注目されます。

もしそういった記述があれば、米金利の上昇、株安、全般的にはドル買い、ドル円は下落、とうい動きになって、特に豪ドル円、ユーロ円などのクロス円が売られると考えられます。