【英ポンド】 英実体経済への信認回復で、ポンド買い先行

ボックス上限を試す
英ポンド/円相場は、1ポンド=152~153円水準まで値位置を切り上げる展開に。英経済指標が総じて良好な内容になる中、ポンド買い優勢の展開になっている。7月末以降は150円の節目を挟んで不安定な値動きが続いてきたが、英実体経済の底固さを背景に、ポンド買いが膨らんだ形になっている。

英経済が予想されていたよりも早く二番底を確認したとの見方が、ポンド相場を協力にサポートしている。8月15日に発表さえた7月小売売上高は前月比+1.1%に達し、4年半ぶりに3ヶ月連続のプラスを記録している。前年同月比では+3.0%と11年1月以来の上げ幅を記録しており、消費者マインドの改善が支出拡大につながっていることが窺える。23日に発表される第2四半期の国内総生産(GDP)に関しては、前期比+0.6%と速報値からの横ばい状態が予測されているが、7月に関してはインフレ率の上昇が回避される一方で、失業率は6月と変わらずの7.8%に留まっており、英経済に対する信認回復に寄与している。目先はGDP以外には特に注目度の高い経済指標の発表が予定されていないこともあり、ポンド相場の大きな値崩れは回避される可能性が高くなっている。

ここにきて改善傾向が顕著になっているユーロ圏全体の景気動向と比較しても、英経済の堅調さが注目され易くなっている。このまま英経済の本格回復が実現するのかは疑問視しているが、経済指標が現在のような強めの数値が目立つ状況が続く限りにおいては、短期スパンでポンド買い優勢の展開になろう。ユーロ/円の堅調地合と連動した展開が想定され易い。

テクニカルでは一目均衡表の雲を上抜けし、直近高値154.05円から155円の節目トライの流れ。支持線は151.90~152.00円。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から7勝5敗へ。14日RSIは57.32。

今後1週間の予想レンジは、152.00~155.00円。

注目イベント
【 英国 】
8/23(金)第2四半期GDP
8/23(金)7月住宅ローン承認件数

【 日本 】
8/19(月)7月貿易収支
8/19(月)6月景気動向指数