<私の相場観>=いちよしアセットマネジメント・執行役員 秋野 充成氏

 インドやインドネシアなどアジア市場の通貨や株式が不安定な動きにあるが、この波乱は一時的なものとみている。米国の量的緩和縮小が、いつ始まるのか分からないという疑心暗鬼が波乱の背景にある。

 ただ、量的緩和縮小の行方も9月中旬には方向性が見えるだろう。量的緩和縮小の先行きが見えれば市場も落ち着くはず。ここでの突っ込みは買い場となると思う。

 今後1カ月程度を考慮した場合の日経平均のレンジは1万2700~1万4000円程度。2020年夏の五輪開催地は9月7日に決まるが、東京開催が決定し、また消費税の引き上げが固まれば、相場は9月中旬以降、1万5000円前後への上昇も見込めるとみている。

 五輪開催と消費税引き上げは連動する可能性もあり、五輪で東京落選となれば消費税増税見送りの懸念もある。ただ落選による株価の下落リスクは限定的だろう。

 注目セクターは、秋口への円安をにらみトヨタ自動車<7203.T>など自動車株、景気対策絡みの大手建設株、東京での五輪開催なら上昇が見込める不動産株など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)