【上昇】突き抜けろ、98.65!

【予想レンジ】98.00−99.10 【予想時刻】2013年8月22日 18:00
昨日は欧州時間以降ジリジリと値を上げた後、注目されたFOMC議事録公表を迎えました。内容は結局、微妙な内容となり、若干ドル買いが進むといった程度におさまりました。その後は本日アジア時間に良好な結果を出した中国のHSBCの製造業PMIにより98円台を回復し、力強い上昇となりました。米株下落に連れてマイナス圏での推移を続けていた日経平均もこの結果を受け上昇に転じる場面もありました。好調な中国の経済指標は時間差で米国時間に再度、材料視され、株価の底を固める可能性も考えられます。
テクニカル的にも8月15日につけた高値である98.65を上抜けることが出来れば右の4時間足チャートでは安値を切り上げてのダブルボトムのネックライン突破ということで、うまくいけば、100円台へのトライも視野に入る上昇への期待が高まります。
QE縮小時期に関しては手がかりなし
FOMC議事録ではQE縮小の縮小開始時期に関しての手がかりがでてくるかどうかに注目が集まりましたが、結局具体的な時期に関してはこれまでに明らかになっている通り今後の経済データ次第という内容に留まりました。しかし、9月の縮小開始観測を弱めるほどハト派な内容とならなかったことからドル円相場へのインパクトは限定的なものとなりました。次回のFOMCまで、雇用関係、物価関係の経済指標に注目しながらの神経質な展開となることが予想できます。
住宅市場は好調キープ
昨日発表された米7月中古住宅販売件数は市場予想を大きく上回る好結果となりました。背景には金利先高感からの駆け込み需要も影響していると考えられますが、着実に米景気の回復が進んでいることがうかがえます。
【本日の注目材料】
本日は米国時間に新規失業保険申請件数の発表が予定されています。9月のFOMCが近づきつつある中、雇用市場の回復への注目度が一段と高まると考えられます。前回は32.0万件、今回の市場予想の中心値は33.0万件となっています。今回も市場予想を下回る結果となると雇用統計への期待度か大きく膨らみドル買いが進むと考えられます。また、今後発表されるISM製造業、非製造業の景況指数の内訳の雇用の数字にも注目が集まると考えられます。
また、本日からアメリカのジャクソンホールで行われる経済シンポジウムにも注意が必要です。バーナンキFRB議長やドラギECB総裁などは出席しませんが、次期FRB議長候補の一人であるイェレンFRB副議長などが出席することから何らかの材料が出てくる可能性があります。
※本日の米国経済指標
21:30 新規失業保険申請件数
22:00 6月住宅価格指数
23:00 7月景気先行指数
【参考データ】OANDAグループの顧客の取引状況
昨日のFOMC議事録、本日の中国製造業PMIの結果を受けて、ドル円の買いのポジションが68.7%と増加しています。また、ジリジリと上昇していることもあり含み益のある買いポジションが増加していることが確認できます。これらのポジションの利益確定の売りオーダーが100.00を中心に厚めに張り付いているのが確認できます。