東京株式(前引け)=円安背景に先物主導で急速な戻り 

 23日前引けの日経平均株価は前日比316円高の1万3681円と急反発。前場の東証1部の売買高概算は11億1501万株、売買代金は8963億円。値上がり銘柄数は1365、対して値下がり銘柄数は263、変わらずは123銘柄だった。全体の78%の銘柄が上昇する全面高に近い様相となったが、売買代金はいまひとつ盛り上がりを欠く状況が続いている。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場の上昇と為替の円安傾向を味方に大きく買いが先行した。米国株市場では下げの続いていたNYダウが7日ぶりに反発、為替市場では一時1ドル=99円台に入るなど円売り・ドル買いが進み、輸出主力株を中心に広範囲に物色資金が回った。8月の中国PMIが4カ月ぶりに分水嶺の50を上回ったことに加え、米国とユーロ圏のPMIも改善傾向を示し、世界景気回復に対する期待感が買い戻しを誘っている。また、円安にリンクした先物への買いが裁定買いを通じて全体株価の急速な戻りを助長している。
 個別ではトヨタ、マツダ、富士重など自動車株人気が集中したほか、ソフトバンクが買われ、三井住友、みずほなど大手銀行株も値を上げている。KLabがストップ高、群栄化、MUTOH-HDなども大きく値を飛ばした。アマダも買われている。半面、GMOPGが急落、興銀リース、渋谷工も大幅安となった。東電も売られた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)