しばらく“三角保ち合い上辺”を巡る攻防は続く…!?

米経済指標で上値追いに急ブレーキ - ドル円反落
 “さらに上値を目指すか?”とも思われたドル円でしたが、結局は98円半ばへと反落して先週末の取引を終えています。

 「15日の急騰・急落後に陥ったレンジの上限(98.65円)」「日足・一目均衡表先行スパンの雲の上限(98.77円)」「100日移動平均線(98.98円)」といった大きな節目を次々と突破した東京タイムは、8/5ぶりの99円台へと値を戻しました。その後も上値を窺い続けましたが、米新築住宅販売件数が39.4万件に急減したことが明らかにされると、過度な“QE(米量的緩和)9月縮小観測”が後退ということから一転して急ブレーキがかかりました。
米要人発言も急ブレーキを後押し - ドル売り
 ジャクソンホールで開催されていた経済シンポジウムにおいて「QE縮小を急ぐ必要はない(ブラード・セントルイス連銀総裁)」「QEの9月縮小には時間が足りない(ロックハート・アトランタ連銀総裁)」といった米当局者コメントが飛び出したことも急ブレーキを後押ししました。これが“5/22を基点とする三角保ち合いの上辺(先週末は99.25円)”付近に展開していたまとまったドル売りオーダーと相俟って、ポジション調整のドル売りを促したと見られるところです。
“米経済指標で一喜一憂”は継続
 こうして迎えた本日の展開ですが、“再び上値を窺う流れに戻せるか?”に注目が集まるところです。

 “QE縮小の思惑(時期含む)”に関しては、引き続き“来月6日の米雇用統計を始めとする主要な米経済指標の結果によって左右される”と考えられるところです。先週末の住宅関連は思惑が後退する結果となりましたが、“まだ一喜一憂する展開は続く”と考えるのが自然であり、“下値は比較的堅い”と考えられるところです。
短期筋の無理仕掛けの可能性は“低い”…?
 一方で先週末のドル売りを促したものの中に、“5/22を基点とする三角保ち合いの上辺(先週末は99.25円)付近に展開するドル売りオーダー”が含まれています。“一喜一憂する展開”が“今週は継続する”と見られており、こうした状況下で“短期筋が無理やり仕掛けてくる”といった可能性は“かなり低い”と考えるのが、こちらも自然です。そう考えると“思った以上に上値も重い”ということになります。
しばらく“三角保ち合い上辺”を巡る攻防は続く…!?
 当該オーダーを突破すると、ストップロスを絡めた「さらなる上値追い」が期待されますが、“しばらくは当該ラインを巡る攻防”を続けつつ、“主要な米経済指標の結果”にて“上を下へと揺れ動く”といった展開を想定しておきたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.957(8/2高値、大台)
上値4:99.514(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:99.149(8/23高値、8/5高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:98.968(100日移動平均線、8/2~8/8の76.4%戻し、大台)
上値1:98.794(日足・一目均衡表先行スパン上/下限、8/15高値)
前営業日終値:98.696
下値1:98.587(50日移動平均線)
下値2:98.289(8/20~8/23の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:98.023(日足・一目均衡表転換線、8/20~8/23の50%押し、ピボット2ndサポート、大台)
下値4:97.871(8/8~8/22の38.2%押し)
下値5:97.757(8/20~8/23の61.8%押し、20日移動平均線)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:33 ドル円 抵抗・支持ライン追加