<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 先週末23日に日経平均株価が大幅反発したのは、中国や欧州の景気指標や、外国為替市場での円安・ドル高傾向に加えて、22日現在の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)が77%と、80%を割り込み、〝売られ過ぎ〟との判断も働いたようだ。

 良いニュースに敏感に反応しやすくなり、株価がやや下がりにくい地合いとなっている。8月いっぱいは、国内で目立った手掛かり材料に乏しいことから、海外要因に大きく左右されそうだ。

 今後米国は、量的金融緩和縮小に向けての準備期間に入る。その結果外国為替市場では、円安・ドル高傾向が強まる可能性がある。

 また、現在注目しているテーマは、羽田空港沖合拡張に伴って発生した跡地を中核とした周辺地域での「国家戦略特区」構想だ。政府内の構想によると、中小製造業支援、クールジャパン、先端医療の3分野を集積することで、アジアの国際ハブ(拠点)空港を目指す羽田空港に隣接する地の利を生かし、経済の底上げを図るという。対象地域の隣接地に工場を所有する日本冶金工業<5480.T>に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)