【ユーロ】 ユーロ圏経済の強気見通しを背景に戻り高値更新

ドル/円相場からの支援も継続
ユーロ/円相場は、1ユーロ=131~132円水準まで値位置を切り上げている。引き続きユーロ圏の景況感が改善していることや、ドル/円相場の堅調地合が支援材料となり、7月25日以来の高値を更新している。高値は132.43円(8月23日)となっている。

8月のユーロ圏消費者信頼感指数は-15.6となり、前月の-17.4から改善した。依然としてマイナス状態が続いているが、これは2011年7月以来の高水準であり、ユーロ経済がリセッション状態からの脱却を着実に進めていることが窺える状況にある。4~6月期の国内総生産(GDP)は7四半期ぶりにプラス成長を回復しているが、このままユーロ圏経済に対する信認回復が継続すれば、ユーロは一段高を試す可能性が高い。8月27日の8月独Ifo企業景況感指数、そして30日のユーロ圏失業率などの数値が、最近のユーロ高傾向を支持する内容になるのか注目したい。独Ifo企業景況感指数は7月まで3ヶ月連続の上昇となっているが、今月は7月の106.2から107.0までの改善が見込まれている。また、7月のユーロ圏失業率は前月の12.1%から横ばい状態が見込まれている。雇用環境の回復に遅れが目立つが、ユーロ圏経済のトレンドが上向きになっている恩恵を受け易い地合が続く見通し。

また、ドル/円相場の堅調地合も引き続きユーロ/円相場をサポートしよう。米金利上昇圧力は一服しているが、ドル/円相場は高値水準を維持していることで、外貨買い・円売りに安心感が強い。特に、ユーロ/ドル相場の上昇地合が続く中、ユーロ/円相場はドル/円相場以上に買いの物色妙味が大きい状態が続くとみている。

テクニカルでは一目均衡表の雲でサポートされており、129.50~130.50円水準が支持線になる。ターゲットは、7月24日高値の132.74円。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から7勝5敗に。14日RSIは56.20。

今後1週間の予想レンジは、129.75~133.00円。

注目イベント
【 ユーロ圏 】
8/27(火)独8月IFO企業景況感指数
8/30(金)8月景況感指数
8/30(金)8月消費者信頼感指数
8/30(金)7月失業率
8/30(金)8月消費者物価指数
9/4(水)8月製造業PMI
9/4(水)第2四半期国内総生産
9/4(水)7月小売売上高

【 日本 】
8/29(木)7月小売売上高
8/30(金)7月失業率
8/30(金)7月消費者物価指数
8/30(金)7月鉱工業生産
9/3(火)8月マネタリーベース