90日移動平均線の抵抗を確認

NY金の堅調に注意
 ドル円は、一目均衡表(日足)の雲の薄くなっていた時間帯で雲の上限や、90日移動平均線をザラバで上抜く場面もあったが、終値ベースでは抑えられ、5月22日高値を起点とした下降トレンドと重なる90日移動平均線の上値抵抗が確認された格好となっている。一目均衡表の雲も8月末にかけて厚みを増してくる時間帯になり、上値抵抗感が月内は高まるチャート形状だ。9月に入ってからの雲の下限は97円半ば水準。現在の26週移動平均線が98円台前半。修正が入った場合、これらの水準を維持できるか否かが焦点となる。
 レイバーデーを控えて、ポジション調整も入りやすい中、地政学リスクの高まり等からNYダウが下値を試した場合、株売り・ドル売りの流れも想定しておきたい。ドルや株との逆相関のNY金が1400ドルを回復して堅調となっている点に注意したい。
 ただし、9月に入ってくると、雲が切り下がっており、97円半ば水準を維持できるなら、日柄経過と共に雲の上限を上抜けてくることになる。一目均衡表からは、足もとは売り方有利、現在の値位置で踏ん張れるなら、9月以降は買い方有利のチャート形状だ。

 週足一目均衡表では、雲の上限に位置する中での三角保合いに移行しており、放れ待ちの格好。9月は重要イベントが相次いでおり、8月末~9月にかけての保合い時間が長ければ長いほど、放れた際の値動きは上にも下にも大きくなるであろう。