【下落リスク有】避けたいネガティブサプライズ3連荘 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】97.50−99.40 【予想時刻】2013年8月27日 18:00
昨日も先週に続き米経済指標はネガティブサプライズとなりました。ドル円は発表直後急落する展開となりましたが、その後は米株価も底堅い推移となったことから下げ止まり、ジリジリと回復しはじめましたが、その後シリア情勢の緊迫化を受けてリスク回避の流れが強まったことから、上値の重い展開となりました。米経済指標への反応は微妙な状態で株価に関しては金融緩和縮小観測後退ととらえられ、底堅い推移となっていることも確認されています。

本日は基本的には大きな動きとならないことを予想していますが、本日の米国経済指標(特に消費者信頼感指数)もネガティブサプライズとなった場合、またシリアをはじめとする地政学的リスクの高まりなどから、いよいよ均衡が崩れる可能性が高まります。
耐久財受注の悪化が製造業の弱さを改めて映し出した? 
前回は民間航空機の恩恵を受け強い結果であったことから多少の低下は市場も想定していましたが、それをさらに上回る低下となりました。企業の設備投資の目安となる航空機を除く非国防の資本財受注も-3.3%と大きく減少していることから、企業が未だ設備投資に積極的でないことが予想されます。
もちろん、この一つの経済指標だけで判断することはできませんが、このようなネガティブな経済指標が続くと米量的緩和縮小観測も消えてなくなってしまう可能性もあるため今後も米経済指標のチェックが必要です。

【本日の注目材料】
本日の注目材料は米国8月消費者信頼感指数です。先行するミシガン大消費者信頼感指数は弱い数字となりました。また、金利上昇、株価伸び悩みなど、消費者マインドにとってマイナスな材料が増えてきたことなどから少し警戒が高まっています。
また、S&Pケース・シラー住宅価格にも注目したいところです。先週末に新築住宅販売件数が弱い結果となりましたが、販売価格も伸び悩んでいる状態でした。住宅価格が伸び悩むことで住宅市場の改善ペースの鈍化を意識させられる可能性も考えられます。直接的な相場への影響は限定的と思われますが注目しておくと面白いかもしれません。

※本日の米国経済指標
22:00  6月S&Pケース・シラー住宅価格指数
23:00 8月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 8月消費者信頼感指数
【参考データ】OANDAグループの顧客の取引状況
OANDAグループの顧客のポジション状況は依然として買いポジションに傾いています。含み損を抱えた買いポジションが目立ち、上には多くの利益確定の売りオーダーが並び上値を重くしそうな状態となっています。