<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏

 9月以降に重要経済指標やイベントが目白押しとなっており、これを見極めたいという思惑に加え、シリア情勢の緊迫化が買いを細らせている。

 売買代金は12日連続の2兆円割れ(27日現在)と市場エネルギーが急減傾向にあり、これも全体指数が先物に振られやすい背景となっている。

 しかし、9月に入り経済指標発表やイベントの通過に伴い、徐々に方向感は定まってくると思われる。つれて売買代金も増勢となることが予想される。9月は1年のうちでもっともパフォーマンスの悪い月であることは周知だが、今年は8月の閑散相場を経て、意外と上値を慕う可能性もありそうだ。8月PMIなどの経済指標から中国の景気減速懸念が後退、欧米のPMIも改善を示すなど世界の景況感に回復傾向がみられることは、相場には追い風要因だ。

 国内では消費増税に関する着地点がどうなるか。また米国の次期FRB議長人事に関する思惑も含め、9月はそれらをプラス方向に咀嚼(そしゃく)していく可能性が高いとみる。なお、9月の日経平均は1万2800円~1万4000円のレンジを想定している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)