<シリア情勢、為替への影響は> 上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 シリア情勢の不透明感に伴う、リスクオフの流れは、そう長くは続かないとみている。米国の軍事行動も地上戦まではいかず、空爆やミサイル攻撃にとどまりそうだ。米国が軍事行動へ深入りすることはリスク要因だが、ロシアが反対するなかアサド政権打倒までの行動には踏み切らないと思う。
 シリアへの実際の攻撃が始まれば、数時間あるいは数日で材料出尽くしとなることもあり得る。ドル・円相場は、チャート的には95円50銭前後まで円高が進むことも想定できる。ただ、実際はきのうきょうの円買い・ドル売りでシリア問題は大分、織り込んだように思える。
 相場の方向性を決めるのは、基本的には米国の量的緩和(QE)縮小などの流れであることに変化はない。
 今後、9月初旬の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などでQE縮小へのけん制発言がなければ、17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でQE縮小へ動きそうだ。ドル上昇のなか円安に動くことが予想される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)