リスク回避の円高に一服感?=外為どっとコム総研 神田卓也

一時97円を割り込むも下げ渋る
東京市場のドル/円は、西側諸国によるシリアへの軍事介入を警戒して96.80円前後まで下落したものの、日経平均株価が後場に入り下げ幅を縮小すると97.40円台まで値を戻した。
懸念はくすぶるが、リスク回避一色でもなさそう
一部報道によると、シリアへの攻撃開始はあす29日とされており、少なくとも本日中は同国情勢への懸念がくすぶり続けそうだ。こうした懸念はドル/円の上値を抑える事になるだろう。ただ、金融市場が荒れ模様となった昨日を経ても投資家心理を示すVIX指数(恐怖指数)はそれほど上昇しておらず、市場はシリアへの軍事介入について、甚大なリスク要因として捉えている訳ではないようだ。攻撃が比較的小規模にとどまる公算のため、市場への影響は限られると見ているのかもしれない。
様子見ムードが広がる可能性
シリア情勢に急展開がなければ、市場は様子見ムードを強めると見られ、円を買い進める動きも限られそうだ。