あす(29日)の為替相場見通し=シリア情勢の行方を注視

 あすの東京外国為替市場の円相場は、シリア情勢の行方を注視する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=96円80~98円00銭、1ユーロ=129円80~131円00銭。この日は、米国によるシリアへの軍事行動が近いとの見方からリスクオフ姿勢が強まり、一時96円80銭までの円高が進んだ。市場には、早ければ29日にも米国は空爆などの軍事行動に踏み切るとの見方が出ている。ただ、シリア情勢に関して、「米国はアサド政権打倒を目指すまでの本格的な軍事行動には踏み切らない」(アナリスト)との声も出ている。シリアを支えるロシアとの関係を考慮したうえで、空爆やミサイル攻撃など懲罰的な行動にとどまるとの観測もあり、「攻撃開始でいったんは材料出尽くし感が出る」(同)との予想もある。8月消費者信頼感指数など米国の景気指標には良好な数字も出ており、量的緩和(QE)縮小観測の高まりから、ドル買い・円安の動きが強まる状況も予想される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)